ひちへんげ

美術、旅、宣伝やらものおもい

ゴールデンイヤーらしい2017

旅行記として、2017年のドイツ〜チェコ〜イタリア旅について書いていこうと思う。

遡って記述するので日付は7/19の出発日から。まずは旅のきっかけなどを書いていく。

 

旅のきっかけ

 

旅を決めたのは3月に3年勤めた職場を辞めることになっていたから。

旅行は好きなので、今までも1週間程度の海外旅行や国内旅行はそれなりにしてきたが、仕事をしているとそう長く滞在できない。3年で辞めることは最初から契約で決まっていたので、この期に「働いていたらできないこと」をしようと思っていた。

そこで頭の引き出しからフワフワと出てきたのがフランスに留学している友人の「2017年はゴールデンイヤー」という一言だ。いわく、現代美術の祭典「ドクメンタ」「ミュンスター彫刻プロジェクト」「ヴェネチアビエンナーレ」が一気に開催する年だと。ヴェネチアビエンナーレはその名の通り2年に一度なのだが、ドクメンタは5年に一度、ミュンスターは10年に一度なので、その3つが一気にやることは滅多にないらしい。

これは、、、行くしかない。

年齢のことも考えた。ヴェネチアは頻繁にやっているからいいとして、ドクメンタミュンスターは次に行けるのは確実に30過ぎている。

 

よし、絶対20代のうちに行く!!

 

と決意したのはもう2016に入るころだった。その頃、鬼のように働いていたが、欲のままに買い、飲んでいたので、貯金はほぼなかった。。。3年目は貯金に励むが、狂った金銭感覚(なんかの病気だとおもっている)によって、大した額も貯められず、また退職してからしばらく無職をしてしまい(ぐうたらと)、レジデンスに参加したこともあって減りゆく旅資金。正直、行けるかわからない感もあったが、「「行く」」どんなことがあっても「「行く !」」と決意して、旅のスタートを7/19にした。

7月にしたのは8月にくらべ飛行機代が安いのもあるし、8月に帰国しておけば、9月の新学期に間に合うからだ。なぜか学校を卒業しても抜けない新学期リズム。

 

旅の行程

旅を共にする友人と計画し、まずドイツ西部のノルトラント=ヴェストファーレンデュッセルドルフに入り、そこを拠点にミュンスター彫刻プロジェクトを見て、中央西部ヘッセン州のカッセルに移りドクメンタを見る。そして北東にあるベルリンへ向かい、そのまま隣接したチェコの首都プラハを経由し、飛行機でイタリアのヴェネチアに飛んでビエンナーレを見ることになった。

 

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この地図でいうとフランクフルトの右斜め上がカッセル。

 

19日、成田空港18時発の便で香港を経由し、デュッセルドルフに向かう。到着は20日の朝7時だ。航空券は7万ちょいくらいだったと記憶している。

 

そういえば、香港でトランジットして乗ったキャセイパシフィックだが、香港の少年サッカー軍団が搭乗していた。降りる時に驚愕したのが、使用後の席がとんでもなく汚くなっている。ゴミや食べ物は床にちらばり、ちらっと見えた、ゲロの跡。え…。ゲロを吐くのは仕方ないにしても、完全にそのままにして何時間も乗っていたの…?キャセイパシフィックに乗るのは2回目だが、強烈に印象に残った。

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香港の夜景