ひちへんげ

美術、旅、宣伝やらものおもい

7/20デュッセルドルフ〜K20美術館

早朝6:30にデュッセルドルフ国際空港に到着した。デュッセルドルフの空港はあまり広くないようだ。入国審査前に過去最大の尿意に襲われたが、なぜかトイレの個室が3つしかない。。。トイレに関しては、衛生大国日本と比較して定期的に書いていきたいと思う

 

f:id:mioamakusa7:20170831000419j:plain

 

正直あまり事前に調べてこなかったので、空港で身づくろいがてらwifiを使って空港から中央駅への行き方を調べる。まずAirportからAirportstationに向かうモノレールに乗る。切符が良くわからないし、打刻機に通さなかったがなんとか「Düsseldorf Flughafen Bahnhof」空港中央駅に到着。後で調べるとSバーンに乗って直でDüsseldorf  Hauptbahnhofデュッセルドルフ中央駅に行くのが楽なようだが、なぜかモノレール経由にしてしまった。空港中央駅で中央駅までの切符を買う。

この時の券売機は駅名を打つと買える式だったが、ABCチケットなど範囲で買う券売機もあり、使い分け方はよくわからない。少し遠い場合は駅名式で、近い駅やUバーン(地下鉄)などではABC式ということでよかったのか…。結局、ドイツ中を移動するのでジャーマンレイルパスを買ったので、真相は良くわからない。(ジャーマンレイルパスについてはのちほど)

 

K20美術館

宿泊するアパルトマンのチェックインまでだいぶ時間があるので、K20美術館へ向かう。

しかし、ヨーロッパの石畳をキャリーケースを転がしていくのは本当にきつい。。昔からの町並みを残す意図もあるだろうが、ドイツは空襲で破壊された街が多い。この後、ベルリンで石畳を延々と施工している職人を見かけたので、景観上の美しさを重視しているのだろうが、もう少しボコボコをなくしてくれると助かるなぁと思った。

 

K20美術館では、常設展と、企画展でART ET LIBERTE展というのをやっていた。エジプトの自由主義運動とシュルレアリズムを展示したもので、暗くてにごった絵が多かった。写真を撮りたかったのだが、監視のファンタジーに出てきそうなおじさんが怖くて撮れなかった。(ロードオブザリングの門番みたいな感じだった)

 

常設展。

f:id:mioamakusa7:20170831001321j:plain 

f:id:mioamakusa7:20170831002128j:plain

クレーの所蔵が多い

 

そういえば、美術館の監視については、自分が少しアルバイトしたこともあって、色々思うところがあるのだけど、欧米の監視は混んでないところではそんなに厳しくないイメージがある。(NYは混んでるので厳しかったが)このK20は旅行中一番監視が厳しかった(真面目ともいう)美術館である。先だってアメリカで自撮りしようとしたアジア系の観光客が、美術品を倒して壊した事件があったので、その影響もあるのかもしれない。

私たちは2人でおとなしい日本人らしく粛々と観賞していたが、ある絵のテクスチャーを見るために近づいた時、監視の人に「近すぎる、友達とも離れて、ぶつかってしまうでしょ」と丁寧に注意された。

 

エド・ファン・デア・エルスケン

この美術館で気になる写真のポストカードを見つけたが、買わなかった。その後も旅の途中思い出すことがあって、調べたところ、Ed van der elskenという写真家のgirl in subwayという写真だった。1984年撮影なので日本がバブルに向かって走っていた頃だが、地下鉄の女性の伏せた目線、薄暗くて湿気た日本の地下鉄の空気が出ていて、詩的でもある。他の東京シリーズも、ラッシュアワーに電車に人を押し込む写真なのに、どこか夢の中のようで、しかし日本の湿気も感じる。心に残る作家と写真がまた一つ増えた。

 

 

アパルトマンへ

ケバブを食べたりなんなりして、荷物があまりにも重いのでとりあえずアパルトマンに向かうことにした。アパルトマンはここ

www.booking.com

デュッセルドルフ中央駅ではなく、2つ先のビルク駅から歩いて10分ほどのアパルトマン。ビルク駅は、駅前に大型ショッピングモールがあり、これが本当に重宝した。スーパーはあるし、電気屋もあるし、wifiも飛んでいる。意図したわけではないが、中央駅より閑静な住宅街といった感じで、過ごしやすかった。

ちなみにアパルトマンのオーナーは予約を忘れていたらしく、私の友人の電話で気づき、慌てて前の宿泊客を隣の部屋に追い出していた(いいのか?)